PGV 制御ファイル説明書


制御ファイルの仕様 for Ver.2.3.1

pgv を起動するときに -c スイッチをつけると、この制御ファイルを読み込んで、プログラムの初期設定変更や簡単なマクロ操作を行うことができます。 -c をつけて起動した場合は、pgv のプログラムが格納されている場所と同じところにある pgv.ctl を読み込みます。 もし、いろいろな設定を場合によって分けたい時には、ファイル名指定をすることが可能です。 その場合は -c の後ろにスペースをあけずにパス名を記述します。 Macintosh の場合は、pgv 起動時にプログラム格納フォルダと同じ場所の PGV.PPC.ctl を読み込みます。

ファイルの記述仕様は以下のとおりです。

  1. # で始まる行はコメント行です。また行中で # 以降もコメントとみなします。行頭が空白文字の行も無視します。
  2. 初期設定ブロックは、行頭から [INIT] で始まっている行以降です。
  3. マクロブロックは、行頭から [MACRO] で始まっている行以降です。
  4. 各ブロックは、空行までがブロックの範囲とみなしますので、途中区切りをつけたいばあいは、コメント行を挿入してください。
  5. 制御文は行頭から始まり、コマンド名のあと空白文字につづいてパラメータを記述します。
  6. コマンドには、初期設定だけで使用できるもの、マクロだけで使用できるもの、両方で使用できるものがあります。
以下にコマンドを示します。

[INIT]
初期設定だけで使用できるもの
パラメータが記述してあるものは、デフォルト値が書いてあります。
xpos center 表示する Window の左上の X 座標を指定します。パラメータは数値以外に center も使用できます。
ypos center 表示する Window の左上の Y 座標を指定します。パラメータは数値以外に center も使用できます。
xsize 500 表示する Window の X 軸方向のサイズを指定します。
ysize 500 表示する Window の Y 軸方向のサイズを指定します。
arrowlength 1.05 座標軸の長さを指定します。数値は空間データ範囲との比率値です。
arrowwidth 0.01 座標軸の太さ(半径)を指定します。数値は空間データ範囲との比率値です。
arrowheadlength 0.08 座標軸先端の矢部分の長さを指定します。数値は空間データ範囲との比率値です。
arrowheadwidth 0.03 座標軸先端の矢部分のすそのの太さ(半径)を指定します。数値は空間データ範囲との比率値です。
arrownamesize 0.10 座標軸先端につける座標軸名の大きさ(文字の高さ)を指定します。数値は空間データ範囲との比率値です。
arrowstringsx X 座標軸先端につける座標軸名を指定します。y, z 軸も同様に指定できます。
atomstickwidth 0.10 分子モデルで原子間を接続する棒の太さ(半径)を指定します。単位は atom unit です。
atomnamesize 1.00 分子モデルで原子の横に表示する番号・原子名の文字の大きさ(高さ)を指定します。単位は atom unit です。
atomcolorstick 0.50 分子モデルで原子別に色分け表示する棒だけのモデルで、その色部分の長さ(原子の半径)を指定します。単位は atom unit です。
freqwidth 0.10 分子モデルで表示する振動ベクトルの矢の軸の太さを指定します。単位は atom unit です。
freqheadlength 0.40 分子モデルで表示する振動ベクトル先端の矢部分の長さを指定します。単位は atom unit です。
freqheadwidth 0.40 分子モデルで表示する振動ベクトル先端の矢部分のすそのの太さ(半径)を指定します。単位は atom unit です。
freqbasefactor 1.00 分子モデルで表示する振動ベクトルの基本倍率を指定します。
freqdiv 2 分子モデルで表示する振動アニメーションのコマ数を設定します。
コマ数が 0 の時は、中心画像、正負の最大振動画像の3枚によって、1周期4枚分のアニメーションとなります。 指定した数字は中心と最大振幅の間に挟み込む画像数を表します。 デフォルトの 2 の場合、3 + 2 * 2 = 7 枚の画像によって1周期12枚分のアニメーションとなります。 最大設定数は 50 です。
[MACRO]
マクロだけで使用できるもの
パラメータ指定部分は PARAM と記述してあります。
output PARAM ファイルにデータを出力します。パラメータに指定できる文字列は以下のとおり。
jpeg 現在表示している画像を jpeg フォーマットで出力します。
bmp 現在表示している画像を bmp フォーマットで出力します。
ppm 現在表示している画像を ppm フォーマットで出力します。
ps 現在表示している画像を白黒変換して PostScript フォーマットで出力します。
dxf 現在表示しているポリゴンデータを dxf フォーマットで出力します。
povray 現在表示している情景が再現できるような Povray 用のデータファイルを出力します。
wrl 現在表示しているポリゴンデータを VRML 用のデータファイルで出力します。
xyz 分子情報を xyz フォーマットで出力します。
pdb 分子情報を pdb フォーマットで出力します。
anime 振動アニメーション1周期分の画像を jpeg フォーマットで出力します。
frameanime 4次元アニメーション1周期分の画像を jpeg フォーマットで出力します。
rotatemove P1 P2 P3 P4 相対的に回転させます。0.0 0.0 1.0 0.0 でマウスをX軸方向に90度分移動させた効果が得られます。 同様に 0.0 0.0 0.0 1.0 でY軸方向に90度分移動させた効果が得られます。
rotatexd PARAM X軸まわりに回転させます。PARAM は degree です。 ex. rotatexd 10 (10度回転させます)
rotateyd PARAM Y軸まわりに回転させます。PARAM は degree です。 ex. rotateyd 10 (10度回転させます)
rotatezd PARAM Z軸まわりに回転させます。PARAM は degree です。 ex. rotatezd 10 (10度回転させます)
pause マクロを停止します。ウインドウ内で左ボタンをクリックすると継続します。
quit プログラムを終了します。
[INIT],[MACRO]
両方で使用できるもの
パラメータ指定部分は PARAM と記述してあります。
polygon PARAM
polygon PARAM1,PARAM2
ポリゴンの表示モードを指定します。
パラメータは2つまで指定可能です。1つの場合は、同じモードが指定されているとします。
solid+wire 面と線で表示します。
solid 面で表示します。
wire 線で表示します。
point 点で表示します。
off 表示しません。
pointsize 1 ポリゴン表示を点で表現した時の点の大きさを指定します。指定できるのは、1 以上です。 実際に表示されるのは、縦横が指定値の正方形な面です。
color PARAM ポリゴンの表示色を指定します。
red 赤色で表示します。第2ポリゴングループがある場合は、それを緑色で表示します。
green 緑色で表示します。第2ポリゴングループがある場合は、それを赤色で表示します。
blue 水色で表示します。第2ポリゴングループがある場合は、それを黄色で表示します。
yellow 黄色で表示します。第2ポリゴングループがある場合は、それを黄色で表示します。
shade PARAM 影の表現種類を選択します。
off 全体がなめらかな面に見えるように描画します。
on 各ポリゴンが平面に見えるように描画します。
wire PARAM Wire model の場合の線の表現方法を選択します。
nofog 以下は、Y,Z軸に平行な線のみを表示し、赤色・水色は破線になります。
shine 光沢を持った線として描画します。Cull mode が有効です。
nofog 光沢の無い線で Cull mode に関係なく全線を描画します。
linearfog No fog と同じものを、線形的な霧効果の元で描画します。
expfog No fog と同じものを、指数的な霧効果の元で描画します。
exp2fog No fog と同じものを、指数的な霧効果の元で描画します。
glass PARAM 面の透明度を指定します。
off 不透明な面として描画します。
on 半透明な面として描画します。
culling PARAM 描画対象面種を指定します。
off 法線ベクトルがオペレータ側に向いている面だけを描画します。描画面が少ない分描画速度があがります。
on 全部の面を描画します。Clipping mode を使用したり、視点を移動してオブジェクト内に入った場合などで使用してください。
bond PARAM 分子モデルの表示方法を指定します。
off 表示しない
ball ボールだけ
ballstick ボールと棒をつかったモデル
ballsticknumber 原子の登録順番号を同時に表示
ballstickname 原子名を同時に表示
whitestick 白棒だけのモデル
colorstick 原子別に色分けした棒だけのモデル
atomballfactor PARAM 分子モデルで原子を表す球の半径の倍率を指定します。
実数値 基準は空間充填モデル時の大きさで、指定値で割った大きさが表示サイズになります。デフォルトは 8.0 です。
atomballsurface PARAM 分子モデルで球の描画精度を指定します。
整数値 指定できるのは、0 から 4 までの数字です。0 は一番滑らかな表示です。 デフォルトは 2 です。
namecolor PARAM 分子名(または通し番号)表示色を指定します。
整数値 指定できるのは、0 から 7 までの数字です。 順に black,red,green,yellow,blue,magenta,cyan,white に対応します。 デフォルトは 3 です。
freq PARAM 振動ベクトルの表示方法を指定します。
off 振動ベクトルの表示をやめます。
x1.0 ベクトル長をデータどおりに表示します。
x1.5 ベクトル長を 1.5 倍で表示します。
x2.0 ベクトル長を 2 倍で表示します。
x2.5 ベクトル長を 2.5 倍で表示します。
negative ベクトルの方向を逆にします。
axis PARAM 座標軸の表示方法を指定します。ここではポリゴン作成時の空間データ領域を表す直方体のワイヤーフレームも表示します。分子データしか無い場合は、空間充填モデル表示した場合の最大範囲が直方体範囲となります。
off 座標軸、空間データ領域ともに表示しません。
axisbox 座標軸および空間データ領域を表示します。
axis 座標軸のみ表示します。
box 空間データ領域のみ表示します。
back PARAM 背景色を指定します。
lightsky 明るめの空色
sky 空色
lightgray 明るめの灰色
gray 灰色
darkgray 暗めの灰色
darkgreen 暗めの緑色
darkmagenta 暗めのマゼンタ
darkcyan 暗めのシアン
white 白色
off 黒色
light PARAM 光源位置を指定します。X 軸正方向は画面右、Y 軸正方向は画面上、Z 軸正方向はオペレータ方向を意味します。
init 初期状態(Z 軸の正方向)
rightup XYZ 軸の正方向
rightdown XZ 軸の正方向、Y 軸の負方向
leftup YZ 軸の正方向、X 軸の負方向
leftdown Z 軸の正方向、XY 軸の負方向
eye 常にオペレータの視点位置
rotate PARAM Y 軸まわりの回転アニメーションの角度を指定します。
off 回転しません。
right5 正方向に 5 度ずつ回転します。
right3 正方向に 3 度ずつ回転します。
right1 正方向に 1 度ずつ回転します。
left1 負方向に 1 度ずつ回転します。
left3 負方向に 3 度ずつ回転します。
left5 負方向に 5 度ずつ回転します。
interval PARAM アニメーションの動作の時間間隔を指定します。
整数値 0 - 1000 (ms) 0 の場合は処理できる最短時間になります。設定単位は 10ms ですが、処理系による最短時間以下の設定は意味を持ちません。
animation PARAM 振動アニメーションの動作を指定します。
off アニメーションを停止します。
on アニメーションを開始します。
frameanimation PARAM 4Dアニメーションの動作を指定します。
off アニメーションを停止します。
on アニメーションを開始します。
rotateq P1 P2 P3 P4 回転状況の絶対値を指定します。
実数値 内容が不明です。プログラムが出力した数値を指定して下さい。
eyex PARAM 視点位置 X 座標を指定します。
実数値 視点位置 X 座標を記述します。
eyey PARAM 視点位置 Y 座標を指定します。
実数値 視点位置 Y 座標を記述します。
centx PARAM 参照点 X 座標を指定します。
実数値 参照点 X 座標を記述します。
centy PARAM 参照点 Y 座標を指定します。
実数値 参照点 Y 座標を記述します。
zoom PARAM 拡大・縮小を指定します。
数値 拡大比率を画面サイズとの比率値で記述します。
viewangle PARAM 視野角を指定します。
実数値 視野角を degree で記述します。デフォルトは 40.0 です。
comment PARAM コメントを表示します。
"phrase" 任意の文字列を記述します。ただし[INIT]で宣言してある場合、起動時の -m スイッチが優先されます。
commentposition PARAM コメントの表示位置を指定します。
top 表示位置を左上にします。
bottom 表示位置を左下にします。
commentfont PARAM コメントの表示文字を指定します。
font1 24ポイントの Times roman プロポーショナルフォントにします。
font2 15x9ドットのビットマップフォントにします。
font3 13x8ドットのビットマップフォントにします。
font4 10ポイントの Times roman プロポーショナルフォントにします。
none コメントを表示しません。
commentcolor PARAM コメントの文字色を指定します。デフォルトは白で、バックが白の時は黒です。
white 白色表示にします。
sky 水色表示にします。
purple 紫色表示にします。
blue 青色表示にします。
yellow 黄色表示にします。
green 緑色表示にします。
red 赤色表示にします。
black 黒色表示にします。


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